日野町事件と裁判官
信じられない冤罪事件
世間は、有罪判決が下された被告人に対し、疑いもなく「罪」を犯したと思う。
たとえ被告人が無実を訴えていても同じである。
先日、患者に強制わいせつをしたとして、ある医師が逆転有罪の判決を受けた。
当該「強制わいせつ」行為は、「被害者」とされる患者の術後せん妄の可能性である合理的疑いが排斥できないものであり、一審判決は無罪判決を下していた。
しかし、今回の逆転有罪判決を受けて、世間は「破廉恥な医師」として、騒ぎ立てている。
そんな事態に嫌気が差していたが、日野町事件についての記事が目に入った。
当該記事には、裁判官が冤罪を創り上げる流れが、詳細に記されている。
調書を読まない裁判官、証拠を間違える裁判官、詭弁ばかりの判決文を書く裁判官。すべて実感してきたことだ。
そして、こうした資質に問題がある多くの「わるい」裁判官が、いまなお出世を続け、日本の司法の中心として暗躍している。
日本の司法を信じている人こそ、ぜひ一読願いたいと思う。